097-036 第97回問36 (必須問題 薬理)

2015/12/07

[box style="tip"]ヒスタミンH2受容体遮断作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 メトクロプラミド
2 ファモチジン
3 モサプリド
4 スルピリド
5 プログルミド[/box]

[button color="yellow" ]解 2[/button]

H2 受容体とは、ヒスタミンの受容体の一種です。ヒスタミン受容体を遮断することで、胃酸分泌が抑制されます。代表的な H2 受容体遮断薬はシメチジン、ラニチジン、ファモチジン、ニザチジンです。よって、正解は 2 です。
メトクロプラミドは、D
2 受容体遮断薬で、消化管運動を促進させることにより、悪心、吐き気、食欲不振に用いられます。モサプリドは、5-HT4刺激薬で、胃腸運動を促進させる働きがあります。スルピリドは、D受容体遮断薬で、アセチルコリンの遊離を促進し、胃運動の促進し、胃内容物の停滞を改善し、潰瘍面と胃酸などの攻撃因子の接触時間を短縮して治癒を促進します。プログルミドは、抗ガストリン薬で、胃酸を生成する壁細胞などのガストリン受容体を遮断することで、胃酸分泌を抑制します。

 
 

-必須問題, 第97回問題(2012年3月), 薬理

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