097-023 第97回問23 (必須問題 衛生)
2015/12/07
[box style="tip"]ジエチル-p-フェニレンジアミン (DPD) 法による水道水中の残留塩素の測定において、DPDと速やかに反応して赤色を呈するのはどれか。1つ選べ。
1 HClO
2 NH2Cl
3 NHCl2
4 NCl3
5 CHCl3[/box]
[button color="yellow" ]解 1[/button]
残留塩素とは、遊離残留塩素及び結合残留塩素のことです。遊離残留塩素とは、HClO(次亜塩素酸)、ClO-(次亜塩素酸イオン)のこと、結合残留塩素とは、クロラミン(アンモニアの水素原子を、塩素原子でおきかえた化合物のこと。NH2Cl,NHCl2,NCl3)のことです。残留塩素が少なすぎると殺菌効果が低く、高すぎると嫌な臭いや味がします。測定法はDPD(dietyl-p-phenylendiamine :ジエチル-p-フェニレンジアミン)法です。速やかに反応するのは、遊離残留塩素のHClO、ClO-です。よって正解は 1 です。