097-030 第97回問30 (必須問題 薬理)

2015/12/07

[box style="tip"]フェンタニルの鎮痛作用発現に関わる作用点はどれか。1つ選べ。

1 GABAA受容体
2 グルタミン酸NMDA受容体
3 オピオイドμ受容体
4 ドパミンD2受容体
5 電位依存性Na+チャネル[/box]

[button color="yellow" ]解 3[/button]

フェンタニルは、μ受容体を刺激することにより鎮痛作用を示します。よって、正解は 3 です。
GABAA受容体に関連する薬はバルビツール酸誘導体やベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠導入薬で、刺激薬として働きます。グルタミン酸 NMDA 受容体に関連する薬はメマンチン塩酸塩です。これはアルツハイマー型認知症の薬で、拮抗薬として働きます。D2 受容体に関連する薬は麦角アルカロイドや、統合失調症薬です。麦角アルカロイドは刺激薬、統合失調症薬は遮断薬です。電位依存性Na+チャネルに関連する薬は抗てんかん薬や麻酔薬です。

 

-必須問題, 第97回問題(2012年3月), 薬理

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