097-058 第97回問58 (必須問題 病態・薬物治療) 

2015/12/14

[box style="tip"]インフルエンザの薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 ザナミビル水和物は、B型の患者に有効である。
2 アスピリンは、小児の解熱薬として推奨される。
3 アマンタジン塩酸塩は、B型の患者に有効である。
4 ニューキノロン系抗菌薬が第一選択薬である。
5 オセルタミビルリン酸塩は、症状発現直後の使用では有効性がない。[/box]

[button color="yellow" ]解 1[/button]

ザナミビル(商品名:リレンザ)は、ノイラミニダーゼ阻害薬で、A型及びB型インフルエンザウイルスに有効です。アスピリンは15歳未満の小児のインフルエンザによる発熱に対して、原則禁忌です。アマンタジンは、B型インフルエンザウイルスに対して無効ですが、A型インフルエンザウイルスには有効です。ニューキノロン系抗菌薬は、抗菌薬であり、抗ウイルス薬ではありません。オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)は症状の発現から2日以内に飲み始める必要がある薬です。よって、正解は 1 です。

-必須問題, 病態・薬物治療, 第97回問題(2012年3月)

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